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「電車唱歌」という歌を知っていますか

 先日、「鉄道唱歌」を全部聞いてみたくてCDを買いましたが、中に電車唱歌という歌が入っていました。
 東京の路面電車からの風景と、場所場所の解説付きで、言わば観光案内歌でしょうか?
 聞いていて、何となく見たこともない無いはずの風景が浮かぶ、不思議な歌だったので、ご紹介します。

一番)
玉の宮居は丸の内 近き日比谷に集まれる 電車の道は十文字 まずは上野へと遊ばんか

 で始まり、

五十二番)
靖国神社に詣ずれば 大君のため国のため 身をつくしたる武士の 御霊ぞ代代を護るなる

 で終わります。

 一度、歌詞を読んで、聞いてみて下さい。


<<<電車唱歌>>> 

一番
玉の宮居は丸の内 近き日比谷に集まれる 電車の道は十文字 まずは上野へと遊ばんか
二番
左に宮城おがみつつ 東京府庁を右に見て 馬場先門や和田倉門 大手町には内務省
三番
渡るも早し神田橋 錦町より小川町 乗りかえしげき須田町や 昌平橋をわたりゆく
四番
神田神社の広前を すぎて本郷大通り 右にまがりて切通し 仰ぐ湯島の天満宮
五番
いつしか上野広小路 さて公園に見るものは 西郷翁の銅像よ 東照宮のみたまやよ
六番
博物館に動物園 パノラマ美術展覧会 不忍池畔の弁才天 四季の眺めもあかぬかな
七番
浅草行に乗行かば 左に上野ステーション 走るも早し車坂 清島町をうちすぎて
八番
はや目の前に十二階 雷門より下りたてば ここ浅草の観世音 詣ずる人は肩を摩る
九番
五重の塔よ仁王閂 水族館よ花やしき おどり玉のり珍世界 奥山あたりのにぎやかさ
十番
さて浅草より上野へと 還る電車の道すがら 甍の空に聳ゆるは 名だかき東本願寺 
十一番
電車は三橋のたもとより 行くては昔の御成道 万世橋をうちわたり 内神田へと入りぬれば
十二番
須田町鍛冶町うち通り 今川橋よ本石町 室町すぎて日本橋 さても都の大通り
十三番
商家は櫛の歯をならベ ガス燈 電燈夜をてらし 通り三丁 四丁目や つづく中橋広小路
十四番
京橋わたれば更に又 光まばゆき銀座街 路には煉瓦をしきならべ なみ木の柳風すずし
十五番
銀行 会社 商館の ならべる大廈高楼は いずれも石造 煉瓦造 目を驚かすばかりなり
十六番
新橋わたりて左には 同じ名のあるステーション 線路はおなじ大通り 芝の町々走り行く
十七番
大門町の左には 電車鉄道会社あり ほどなく高輪泉岳寺 四十七士のあとも訪え
十八番
さて品川につきぬれば横浜 川崎 羽田へと 通う電車も開けたり げにも便利のよき事や
十九番
なお電鉄には日本橋 しろかね町を右に折れ 浅草橋をうち渡り 蔵前すぎて雷門
二十番
元の線路を引きかえし 浅草橋より道かえて 横山町を通りすぎ 本町さして還るあり
二十一番
街鉄線は三田よりぞ 芝園橋をうちわたり 左に見て行く公園は 徳川氏の廟所にて
二十二番
松風すずしく園きよく 東宮殿下御慶事の 記念燈あり 丸山に 伊能忠敬の碑も建てり
二十三番
愛宕の塔を見あげつつ 幸橋をわたるまに いつか日比谷につきにけり いで公園を見てゆかん
二十四番
さても日比谷の公園は 池あり 丘あり 広場あり 四季の草木を植えこみて 市民上下の遊歩場
二十五番
新宿行に乗るやすぐ 桜田門より下りたたば 二重橋より宮城を ほのかに拝みまつるべし
二十六番
桜田門をすぐる頃 左に見ゆる建物は 犬審院よ司法省 なおもつづける海軍省
二十七番
はやも参謀本部前 たてる馬上の銅像は ながれも清き有栖川 熾仁殿下の俤ぞ
二十八番
電車はいつか三宅坂 陸軍省のそば近く 右の御濠に宮城の みどりの松の影深し
二十九番
青山行は乗りかえて 赤坂見附 一つ木を すぎて東宮御所の前 電車はゆくなり四丁目へ
三十番
青山墓地へは三丁目 渋谷氷卅の病院を 訪わんとならば四丁目に おりてゆくべし左へと
三十一番
新宿行は更になお 衛戊病院前をすぎ 半蔵門の前よりぞ 左に折れて麹町
三十二番
十町すぎて四ッ谷門 見附を出でて大横町 伝馬町より塩町よ 新宿さしていそぎゆく
三十三番
新宿駅より甲武線 四ッ谷 市ケ谷 牛込や 飯田町をばうち過ぎて その名も清きお茶の水
三十四番
その道すがら右左 目に入るものは青山の 練兵場や学習院 士官学校八幡宮
三十五番
外濠線は四ッ谷より 市ケ谷見附 神楽坂 砲兵工廠前をすぎ お茶の水橋駿河台
三十六番
小川町より錦町 鎌倉河岸より常盤橋 左に高き建物は 日本三井の両銀行
三十七番
呉服橋より鍛冶橋と すぎ行く道は八重洲河岸 帝国ホテルを対岸に 見つつ土橋の停留所
三十八番
右に曲りて程もなく 内幸町 とおりつつ なお行く先は虎の門 議事堂近く建てるなり
三十九番
赤坂区へと入りぬれば 溜池田町たちまちに 弁慶橋もうちすぎて 四ッ谷見附に至るなり
四十番
また日比谷より街鉄は 数奇屋橋より尾張町 三原橋をば渡りすぎ 木挽町には歌舞伎座よ
四十一番
新富町には新富座 芝居見物するもよし ここは築地よ名も高き 西本願寺のあるところ
四十二番
北島町や坂本町 茅場町より乗りかえて 深川行は霊岸町 すぐればやがて永代よ
四十三番
橋を渡りて深川区 亀住町にいたるなり ここに名高き富ヶ岡 八幡宮を拝むべし
四十四番
茅場町より蠣殼町 水天宮の前をすぎ 人形町よ 住吉町 浜町河岸の景色よさ
四十五番
はや両国の停留所 橋をわたれば本所区 左に折れて総武線 高架鉄道十文字
四十六番
又も左に折れ曲り 厩橋をばわたりすぎ 黒船町よ 小島町 ゆくや上野の広小路
四十七番
両国よりは更になお 柳原河岸とおりすぎ また須田町に来て見れば 実にや八達四通の地
四十八番
小川町より九段ゆき 靖国神社に詣でんと 東明館の前をすぎ 爼橋にいたるなり
四十九番
坂をのぽれば左には 西南役の記念碑や 右陸軍の偕行社 見わたし広し景色よし
五十番
靖国神社の広前に 大村 川上両雄の いさおも高き銅像は 千代も朽ちせぬ世の鑑
五十一番
遊就館に入り見れば 古今の武器や 戦利品 国につくししますらおの 肖像高く掲げらる
五十二番
靖国神社に詣ずれば 大君のため国のため 身をつくしたる武士の 御霊ぞ代代を護るなる

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国旗・国歌・文化・伝統・教育・躾 | コメント(3) | トラックバック(0)2008/05/01(木)17:30

コメント

こんばんは

お、素敵な別館ですね(笑)
電車唱歌、詞は何度か読んだことありますが曲は知りません。東京散歩の愛好者なら、現代の風景なら目に浮かぶような詞ですね。さすがに「街鉄」なんて言葉は「坊ちゃん」でしか読んだことありませんが…

2008/05/09(金)21:27| URL | 練馬のんべ #- [ 編集]

>練馬のんべさん

コメントありがとうございます。
>お、素敵な別館ですね(笑)
・ありがとうございます。
>電車唱歌、詞は何度か読んだことありますが曲は知りません。東京散歩の愛好者なら、現代の風景なら目に浮かぶような詞ですね。さすがに「街鉄」なんて言葉は「坊ちゃん」でしか読んだことありませんが…
・内務省や士官学校、ガス灯・・・・・
 諸々なんか目に浮かぶでしょう?
 実は50番~52番が気に入ってる訳でして。

2008/05/11(日)22:44| URL | tono #vFsRzAws [ 編集]

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2008/06/28(土)13:32| | # [ 編集]

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