戸籍なんか要らないが、旅券は欲しい?

 毎日新聞に『追跡京都2008:「戸籍がもたらす人権侵害」集会』の記事があった。
 私の頭が悪いのか、全くもって理解できない論理が展開されている。
 
 最初のお題目がいきなり『徴兵のための管理』である。
 これについては後に少し書くことにする。
 
 『戸籍がない子供が旅券を取得できない問題が昨年、注目された。』
 旅券と言う物は、早い話、日本国政府が
 「この者は我が日本国の国籍を有する即ち「日本人」なのでよしなに!」
 と諸外国に向けて依頼している物だろう。
 「戸籍つまり国籍」を証明する物であるから、戸籍の無い者をどうやって証明しろと言っているのだろうか?

 『市民団体「婚外子差別と闘う会」の大田季子さんは「戸籍には外国人・被差別部落出身者・婚外子・女性への四つの差別が内在している」と指摘する
 現代の妖怪『サベツ』の登場である。
 この指摘が、いよいよ私の脳味噌をかきまぜ、意識を失わせ『お花畑』を見せてくれるである。
 曰く
 『(1)日本国籍を取得しない外国人には作成されない
・戸籍とは、「国(政府)」が日本国の国籍を有する、即ち『日本人』に対して「義務・責任」を漏れなく果たすために設けられている物だと思う。
 従って「日本国籍を取得しない外国人は」と言う日本語はおかしいだろう。
 「日本国籍を取得しないから外国人」であり、
 「外国(母国)に国籍があるから日本国籍を取得しない」のではないか?
 
 『(2)本籍地で出身地が追跡される
・本籍地は、皇居の場所でも富士山頂でも北方領土でも移せるのではなかったかな?
 
 『(3)出生時に父母が法律婚をしていたかどうかで父母欄の記載や続柄表記が異なる
・日本は法治国家だから「結婚」を法律で定義する必要があるだけの事で、法に定められた事に不満があるなら法改正を要求する「自由」もあるし「権利」もある。
 現行法に反するのも「自由」と言えば自由だが「責任」は本人が負うのが民主主義の基本だと思う。
 親が身勝手な「自由」を満喫した結果「責任」を負うのは当然だが、「自由」を満喫したわけでも無い子供にも「責任」が覆い被さった訳だ。

 『(4)大半が夫を筆頭者に選択する
・これは、法の問題でも差別でも無いだろう。
 法では婚姻後の性も「夫婦どちらかの姓」が基準で「夫」でも「妻」でも良いはずだ。
 「自由」に選べる「権利」を平等に持ちながら、大半が行使した「権利」にイチャモン付けているだけにしか見えない。
 
 リンク記事を読んで頂ければ分かるが、それ以降も、己の身勝手な「自由」の行使の責任を、ひたすら「自分以外」に押し付けようとする文面の羅列である。
 ただただ、呆れるばかりである。
 
 先にあった『徴兵のための管理』であるが、これはそう言う要素は当然含まれるであろう。
 「国」が『自国民』に対して負う「義務・責任」と「国民」が国に対して負う「義務・責任」の究極と言える。
 徴兵せずに「国が護れる」ならばそれで良い。
 徴兵を嫌がるならば「志願して」国を護ろうとする人やその組織たる「軍隊」に敬意を払うべきであろう。
 斯様な「自由・権利」と「義務・責任」の究極を冒頭に揚げて、何を言わんとしているのか読み進めれば、再三言うように、自分の身勝手な「自由」の行使の結果、子供を犠牲にした挙げ句、自分の責任を棚の上に放り上げて「世の中が悪い」と言っているだけではないか。
 こんな輩に「人権」等語る資格は無いと思う。


_/_/_/_/_/▼毎日新聞より引用▼_/_/_/_/_/ 

追跡京都2008:「戸籍がもたらす人権侵害」集会 人よりも紙きれが大事? /京都
 ◇「家族のあり方」決める国、世界の少数派--はみ出したら差別

 戸籍がない子供が旅券を取得できない問題が昨年、注目された。「離婚後300日以内に誕生した子は前夫の子」と推定する民法772条の是非と絡めて報じられたが、婚外子らを差別する戸籍制度そのものが背景ともいえる。このほど左京区であった集会を取材し「戸籍がもたらす人権侵害」について考えた。【太田裕之】

 ■徴兵のため管理

 市民団体「婚外子差別と闘う会」の大田季子さんは「戸籍には外国人・被差別部落出身者・婚外子・女性への四つの差別が内在している」と指摘する。

 それぞれ(1)日本国籍を取得しない外国人には作成されない(2)本籍地で出身地が追跡される(3)出生時に父母が法律婚をしていたかどうかで父母欄の記載や続柄表記が異なる(4)大半が夫を筆頭者に選択する--からだ。

 法務省は戸籍制度の目的と意義を「親族的身分関係の登録と公証のため」と説明。しかし、東アジアに特有で欧米など諸外国にはなく、韓国でも今年廃止された。

 「戸籍は徴兵逃れを防ぐため国民を家族単位で管理した名残で、現在でも法律婚をした夫と妻、その子供が家族単位とされ、そこから外れた人々に対する差別が存続する」。牟田和恵・大阪大教授(社会学)は1871年に戸籍法、その2年後に徴兵令が制定された経緯を引き合いにこう解説した。

 ■旅券がとれない

 こうした差別に反対する運動や個人情報保護の高まりにより、現在では無戸籍でも住民票が作られ、戸籍を求められることはほぼない。福祉サービスも受けられ、運転免許証も取得できる。だが、旅券だけは「旅券法施行規則で決まっている」との理由で国はかたくなに戸籍を要求する。

 滋賀県内の女子高生が昨年、海外への修学旅行を断念せざるを得なかったのは、戸籍がないため旅券の発行を拒否されたから。

 経緯はこうだ--。滋賀県の坂上幸子さん(仮名)は前夫の家庭内暴力(DV)から避難中、別の男性との間に次女(女子高生)をもうけた。だが、前夫とは離婚調停中のため男性と婚姻できず、その男性の姓での出生届は受理されなかった。後に前夫との離婚が成立したが、次女の出生届を出し直すと、民法の規定で前夫の籍に入ってしまう。居所を知られる危険もあり、戸籍は作られなかった。

 ■子供守らぬ法律

 この問題発覚後、戸籍がなくても暫定的に旅券が発給されるようになった。しかし、法律上の姓の記載などが条件。次女の場合は前夫の姓になり、実父の姓での旅券は認められない。だから修学旅行への参加を断念した。

 「本人より民法上の氏名が正しいと言われ、娘は深く傷ついた。人がいて制度があるはず。こんな戸籍などいらない」。集会で坂上さんは訴えた。紹介された次女の手記には「法律が子供を守らず苦しめる。戸籍がなくても私はかわいそうじゃない、ここに存在している。国は私を人と認めてくれないの」とつづられていた。

 ■法律婚守るため

 家族法が基本としているのは「法的手続きで夫婦になったものとその間にできた子供」。国は、それが家族像の“理想”との考え方を崩していない。

 立命館大非常勤講師の島津良子さんは「誰が家族で父親かは国が決める。法律婚を守らせるために婚外子を差別する国の姿勢が見える」と話した。

 やはり前夫のDVが原因で24歳の娘が無戸籍となり、旅券のない兵庫県の女性はこう嘆いた。「罪もない娘に戸籍による嫌がらせが一生続き、生き方を制限する。紙切れと人の存在の重さが逆転しているのが不思議でたまらない」
毎日新聞 2008年3月9日

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内憂・日本国憲法・法律・自由・権利と義務・責任 | コメント(5) | トラックバック(0)2008/03/10(月)10:46

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2008/03/10(月)20:31| | # [ 編集]

困る人たちですね

 戸籍は差別のためではなく、個人の出自を客観的に示すものだと想います。怒られそうですが、年金も税金もこれで一元管理したほうが、政府を小さくできるのに・・そうすると管理の手段と変換されちゃうのでしょう。
日本は今でも、戦争や飢えから最も遠く安全な位置に置かれてシアワセな状況なのに、なんとも恥ずかしい連中です。
中国ですが、2月の貿易黒字がガクンと減りました。かなりヤバイんじゃないかと妄想しています。もう少し分析が必要ですが、 私の財産はこれで塩漬けでしょう。

2008/03/10(月)22:53| URL | SAKAKI #- [ 編集]

何でも法律が悪い?

たしか、戸籍ってのは、大昔に納税と徴兵のためにできたと思いますがねぇ。それともなんですか、この人は。遠からず日本が徴兵制を復活させるとでも勘違いしているのでしょうか。

外国籍のものには、当該国籍の大使館に頼んで作ってもらえるものでしょう? 奇多凋賤の場合ですら凋賤疎烏連がやってくれるわけで、日本国に頼らずともいいじゃないですか。

田中真紀子女史の場合は、父親と同姓ですが、夫のほうで改姓しています。←このケースは、おそらくは角栄ブランドにすがったのでしょう。
それは別として夫が実の親と同居しているのならばいざ知らず、別居して、独自の家に住んでいるのならば、どっちの姓を用いても、たいした違いはないはずなのですが、たいていは夫の姓を以って、その家の姓を代表させていますねぇ。妻の側が家の代表たろうとしないのならば、差別といわないほうがいいですよ。

最後の例にしても、こんなことが生じることなど、いにしえから想定できたでしょうか。せいぜい、特例を認めてもらうくらいで済ますべきであって、わざわざかような特殊な事情を前提に法律を改める必要はありません。

2008/03/10(月)23:05| URL | DUCE #- [ 編集]

>SAKAKIさん

コメントありがとうございます。

>困る人たちですね
・だだっ子ですよ。

>戸籍は差別のためではなく、個人の出自を客観的に示すものだと想います。
・仰るとおりですね。

>怒られそうですが、年金も税金もこれで一元管理したほうが、政府を小さくできるのに・・そうすると管理の手段と変換されちゃうのでしょう。
・上手且つ明確な手法・運用が確立されるのであれば、怒りゃしません。(´∀`*)ウフフ

>日本は今でも、戦争や飢えから最も遠く安全な位置に置かれてシアワセな状況なのに、なんとも恥ずかしい連中です。
・「恥」を知らないと言うことは、近くの外国人でしょうか?戸籍もないし。

>私の財産はこれで塩漬けでしょう。
・塩漬けですか?
 いよいよ、凍死家・・塩漬けと言うよりは冷凍。
 冷凍物は恐いです←(~-~;)ヾ(-_-;)ウヲイ イミフメイ

2008/03/10(月)23:30| URL | tono #vFsRzAws [ 編集]

>DUCEさん

コメントありがとうございます。

>何でも法律が悪い?
 たしか、戸籍ってのは、大昔に納税と徴兵のためにできたと思いますがねぇ。それともなんですか、この人は。遠からず日本が徴兵制を復活させるとでも勘違いしているのでしょうか。
・とにかく今ある規則には反対してみたい!
 それだけのような気がします。
 徴兵制も言ってみたかっただけだと思います。

>外国籍のものには、当該国籍の大使館に頼んで作ってもらえるものでしょう? 奇多凋賤の場合ですら凋賤疎烏連がやってくれるわけで、日本国に頼らずともいいじゃないですか。
・仰せの通りで、国籍を蔑ろにして、痛い目にあって、人の勢!ですから救いようが無いです。

>田中真紀子女史の場合は、父親と同姓ですが、夫のほうで改姓しています。←このケースは、おそらくは角栄ブランドにすがったのでしょう。
・明白!

>それは別として夫が実の親と同居しているのならばいざ知らず、別居して、独自の家に住んでいるのならば、どっちの姓を用いても、たいした違いはないはずなのですが、たいていは夫の姓を以って、その家の姓を代表させていますねぇ。妻の側が家の代表たろうとしないのならば、差別といわないほうがいいですよ。
・そう言うことですよね。
 たった2人で決めて良いことですからね。

>最後の例にしても、こんなことが生じることなど、いにしえから想定できたでしょうか。せいぜい、特例を認めてもらうくらいで済ますべきであって、わざわざかような特殊な事情を前提に法律を改める必要はありません。
・段々と戸籍は勝手に見ることが出来なくなるなど、対処はして行ってますからね。
 どうもこの輩の発想には、何時も脳味噌かき乱されます。

2008/03/10(月)23:39| URL | tono #yTai.gxQ [ 編集]

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